作品「凛」によせて;感想文『111人展』(3)

20121010a
 

女性肖像画のタイトル『凛』。

(連載記事『111人展』(2)は、こちらから戻れます……)

 あらためてDK作品・凛を観たくなり先週金曜日(10月5日)、『111人展』の最終日午前11時頃、衝動に駆られて再び、鯉城会館へ向かいました。

 そして『凛』を、観た。

 絵画を前にして、会話しました。それは、
 私の視線と絵の中のモデル女性の視線が出会った再会の瞬間の出来事です。ほんの僅か、彼女は微笑んで私の視線を受け止め、
 「あら、また来たの?」
と、やや親しみをもって、どちらかといえば好意的に、私の再来を受け止めて下さったか。と思ったら、次の瞬間、なんと!
 「もうこれ以上、私に近寄らないでください。心の中に立ち入らないでください」
 と、おっしゃっている。
 彼女の正面に直立している私を、
 なぜか、
 やや下方から、見上げておられる。
 なぜか、
 眼光鋭く瞬時にキリリと鋭く変化させておられる。
 なにゆえに、
 何かに対して僅かに怯えつつも毅然と対峙しておられる。
 もちろん、
 闘争心を心の内に秘めておられることも、明らかだ。
 なぜか、
 他(の人々)と、自分自身の狭間に、一定の距離を保ちつつ、それ以内には、何ものも寄せ付けない。
 なにゆえか、
 隠し、且つ消し去ろうとされる強力な女の色気がある。
 円熟した女の色気は、すでに身に付けられている教養から発する豊かな知性と同様に、これを隠しきれない。隠そうとすることが逆に、燦々と妖艶さを発散しつつも尚理知的な佇まいとして漂う。
 しかしそれらを包括して、肉体的にも精神的にも、より強固な防塞を築く。その中に身構える。何某から、彼女の何かが奪われないように、いちずに、かたくなに、身構えておられるのだ。そんな気分は沸騰点に達し、煮えたぎって、今にも、この絵画作品の画面から溢れ出さんばかりに、鑑賞者に発信されている。

 さて、
 芸術とは、美術とは、いかに自己表現するか。なので、ありましょう。
 「美術である『絵画作品』とは、自己表現する手段方法なのだ」と、あらためて気付く。

 感想は、
 「やはり女性は、こわい存在であるぞ……」
 すなわち、『この作品に描かれたモデル女性』に畏怖の念を覚えたのであります。
 その他、気にかかった良い作品を観て回って、計30分間時間経過。 無性に、非日常的精神な特殊空間の鯉城会館地階から外界へ逃亡且つ脱出したのは、午前11時15分過ぎだったか。 当記事は現実の問題として発生したノンフィクション、、、。
 かくして、ようやく秋らしくなってきた先週末の事、ほどよく乾燥した秋の風に我が頬をひっぱたかれ、我に返るのであります。
 絵画のモデルから発散される(敢えて言います!)異様な雰囲気の呪縛から、ようやく解き放たれたのです。
     <第3回連載投稿『111人展』によせて、DK氏作品『凛』、完了…>

      (投稿:トーマス青木)


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追記(10月10日記):感想文投稿のため、おそるおそる記録画像いを開いてモデルさんと面接。なんだかんだと相談しながら、試行錯誤の毎日でした。 本日晴れて感想文投稿しました。 ほっと一息、ようやく(かなり重い)肩の荷が下りました。
あれ? 何かが違いますぞ。
 「そうなんです。今日の彼女は、たいへんやさしい表情をしています……」
 「……!?」
 「それでも私とは、けっして視線を合わさない彼女は、やはりリンとしているのだ……」
 作品『凛』のモデル女性と初めて出会ったのは10月2日か。それから一週間も経過。 少しずつ、何かが理解でき、何か、が少しずつ、判ってきたのです。 彼女の個性に慣れてきました。
 そう、なかなか『よいこ(いい女)』ですぞ。

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