続・宮島歴史民族資料館のこと(No.-2);レヴュー「第7回みやじま雛めぐり」

 前回記事(宮島歴史民族資料館のこと No-1)の冒頭にご紹介した「吹き抜け天窓」のある区画から、もう一区画中に入ると、母屋への上がり口のある土間に至る。

 その場所にて、まずは「各自の履物」を脱ぎ、来館者用のスリッパに履き替え、板敷きのスペースとなっている部屋(区画)に上がる。

 この「板の間」、一体何の目的にて板の間になっているのか? そういう自問自答的な質問は次の機会に譲り、まずは「第7回みやじま雛めぐり」の記事本論を進めていこう、、、。 

母屋入り口

 板敷きの間は広く、おおよそ10畳近くのスペースあり、入り口真正面(上記画像)には大小各種の壷を展示されている。 

 「この壷は、一体なんなのだろうか?」

 かいもく、解らない。 解らないけれど、たぶんこの商家の商品である「お醤油」を入れる醤油瓶に相当するものと勝手に考え判断する。

 この区画に至れば、天井が付いている。

 「天上が付いている?!」・・・

 これは、なんだか変な日本語の表現である。 なぜこういう表現になるかといえば、前回記事の「吹き抜け天窓」に対応する「ことば」として、かくなる表現をしてしまった、、、。

 この豪商の母屋は、基本的には2階建てなのだ・・・

中庭01

 上記画像は「母屋裏の庭園」を垣間見た一瞬・・・

 上々記の「壷の展示」画像の位置から、直角に右に曲がると上記の画像の位置となる。 ようやく中庭の見渡せる母屋裏手に到達する。

 母屋の部屋の外側にくっ付いている「まわり廊下」を回る前に、直ぐ左側に畳敷きの居間がある。 居間の左手は、先ほどご紹介した板敷きの上がり口となるけれど、完全に壁で仕切られており、その壁側に「お雛さま」各種の展示! 視界に入って来る、、、。

大正時代お雛さん01

 一番最初に視界に入ったお雛さま!!!

 見れば、いかにも古めかしい。

 これは、大正時代の「お雛さま」であると紹介されている。

大正時代お内裏さん02

 お雛さまの衣装! やはり時代物であると判断できる。

 専門的な事は全くわからないけれど、どうやらお雛さまの「お顔」は時代によって流行あると聞き及んだ記憶、よみがえって来た。

 このお雛さまの「お顔」も、よく見れば、やはり古きよき大正時代のロマンをうかがわせるか、、、。

大正時代「雛壇」01

 「山本家」に伝わるお雛さま、、、。

 どうやら、雛壇に飾り付ける「お雛さまのフルセット」は、部分的に足らなくなっていること気付く、、、。

 そうなんだ、、、。

 お雛さまの本来的な目的は、女の子の玩具であったはず。 飾り付けられた「雛壇」に載せられた小さな道具類は、女の子の「ままごと遊び」に使われていたはず。 お雛さまの飾りつけの大小付属品は「単なる飾り」ではなく、長年にわたって実用的な「女の子とおもちゃ」であったはず。

 かくして大正時代から、今に残り伝わる「お雛さま」のフルセットを期待するのは野暮であり、フルセットでない「欠けているセット」こそ、ホンモノなのか、、、。


 <・続く・・


 (投稿:執事のトーマス)


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(注):連載記事の第一回掲載「宮島歴史民族資料館のこと(No.-1);レヴュー「第7回みやじま雛めぐり」は、こちらから入れます。

Comment

[28] >刀舟さん・・

コメントありがとうございます。
とにかく、驚きと感動の連続でした。
もともと「雛人形」には縁なく、一度に?こんなに数多くのお雛様を眺めた経験無く、まして、我が故里広島は、原爆で全てのものが灰に帰した街なのですから、全く近代の歴史を伝える物証ないのです。
しかし、いかなる文化的な物的証拠も、完全なものは少ないようです。 欠落していることそのものが、歴史なのだ!と、感じ入った次第です。

てなことでして、、
この宮島には、京都よりも古い「歴史的文化資料」多々あり、今も尚、しっかりと残っていると聴いています。
なぜなら、応仁の乱その他諸々の歴史的騒乱事変により、京都の街並みは大火に遭っている、、、。
宗教神道関係及び商家文化を伝える古文書等多く残っているのは、むしろ「宮島」である。
等と、聞き及んだ次第です。
たぶん、
平清盛時代以前の平安文化も紐解けるようです。
そこまで遡らなくとも、せめて室町時代後半(毛利元就と陶氏の厳島合戦)あたりまでの歴史考察可能か? 加えて村上水軍がらみの瀬戸内海全域にわたる歴史絵巻的史実資料等、埋もれているはず、、、。
そんな宮島、もっと探ってみようと思っています・・・

[27] こんにちは

今日の記事には、“歴史”を強く感じさせて頂きました。
仰るとおり、
雛人形にも“歴史”があるのですね。

>かくして大正時代から、今に残り伝わる「お雛さま」のフルセットを期待するのは野暮であり、フルセットでない「欠けているセット」こそ、ホンモノなのか、、、。

特にそれを所有するものにとっては、
『欠けている』こと自体が1つの思い出であるような気がします。
トーマス様のこの表現にも感動させて頂きました。

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