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世界遺産となった宮島と、 「広島県の歴史」(1/3)…

080527a

 先々週より書棚を整理していたら「広島県の歴史」という一冊が出てきた。

 8年前に一度通読したものであるか、あらためてページをめくっていたら「世界遺産について」のページが見つかったので抜書きしておきます。

     
広島県の歴史 (県史)広島県の歴史 (県史)
(1999/11)
岸田 裕之

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 あらためて読み返せば、このコラムに書き下ろされた含蓄の深さが解ってきた。 8年前になろうか、一度はすらすらと読んだ(つもりの)コラム文章を再読すればいかにも論文調学問的にて難解! 書き下ろされた教授がどなたなのか?たぶん岸田先生であろうか? 世界遺産に関する「この小論文」が書かれた「時」は?厳島神社が世界遺産となって間もなくの頃、1〜2年経過した頃でしょう。 そして現在、すでに10年経過した「世界遺産を持つ地方都市:廿日市市」の苦悩を見通しておられた様子、手に取るように理解できるのであります。

              080527b
 つまり、
 世界遺産保護条約批准した国家の義務=遺産の「保護・保存・整備」。
                          及び「将来の世代へ伝える」事。と、ある。
 上述の義務遂行のための「具体的施策」を(世界規模的に)求められている。 もちろん、これらの義務遂行にはそれ相応な経費がかかる。 つまり、世界遺産保護認定された「文化財並びに文化財の存する場所」にとって、将来に亘って多大なる保護保全管理にまつわる経費の負担がのしかかってくる。と、警告されたに他ならない。
 そして今、上記義務遂行のための経費予算が捻出できないから廿日市市と宮島島民は思案し、打開策が『入島税』なのでしょうか。
 打開策が、なんだかおかしい!
 他に何か妙案が無いのか?!
 打開策イコール入島税では如何にも短絡的です。
 やはり、なんだかヘンテコリンです、、、。

 〆て、
 「広島県の歴史」のコラムに書き下ろされた小論文の著者は、今日の宮島島民並びに廿日市市と広島県の抱える「世界遺産指定文化財(宮島と厳島神社)」の維持管理費の確保に関する諸問題について、すでに10年も前から予測していた(予測しておられた≒尊敬語)ことに他ならないと断言できます。  ひるがえって宮島の「入島税」導入に問題の活路を見出そうとしておられる関係者諸氏に於かれましては、いつ頃から、いずれ臨界点に到達してしまうであろう「管理費負担増の事態」を予測しておられたのでありましょうか?
 いずれにしても、今となっては世界遺産登録されてしまった宮島と厳島神社の現在並びに将来に向けての環境保全や維持管理の厳しさと難しさを、実感するものであります。
 
                        <…続く…

                                        <投稿:トーマス青木>

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<以下、広島県の歴史より引用> 〔コラム・世界遺産〕
              ----------------------------------------- 
  (岸田浩裕之編・広島県の歴史、p-71より抜粋引用)

 厳島神社は平成八年(一九九六)年に世界文化遺産に登録された。 「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」は、一九七二年にユネスコの総会で採択されたが、日本国が批准したのは二〇年後の平成四年(一九九二)年のことであった。
 (世界遺産の)登録によって、かつては天下・国家の政策の都合によって破壊されたり、脅威を加えられた遺産(たとえば明治維新の神仏分離や、いわゆる開発を想起すればよい)も、当該国のいかなる都合によっても破壊・滅失されることがさけられる法的根拠を得たのである。
 条約は、第四条で締約国に遺産を「保護し、保存し、整備し、及び将来の世代へ伝えることを確保する」事を義務づけ、第五条でそのための立法上、学術上、行政上、財政上の適当な措置をとることなどを具体的に求めている。
 そして第二十七条において、締約国は教育および広報事業をつうじて遺産を尊重することを強化するよう求められ、「遺産を脅かす危険並びにこの条約に従って実施される活動を広く公衆に周知させること」を約束している。 締約国による教育・広報事業が強化されなければ、公衆の力も発揮されにくい。 したがって、この箇条は、公衆が「遺産を脅かす危険」を察知してそれを排除する力や、遺産を「将来の世代へ伝えることを確保する」力をそなえているという認識を前提にしている。
 地域社会には身近な財産も多い。 諸遺産の歴史的・文化的・自然的価値を共有し、その困難をきわめた継承と保存の歴史に学び、公衆の一員として課せられた責任をうけとめ、条約や国内諸法規に効力を生じさせる地道な努力が待たれている。
  673文字 

(注):
「広島県の歴史」

1999年11月25日 第1版1刷発行

発行者:野澤伸平

発行所:山川出版

著者: 岸田浩裕之(きしだひろし) 編
1942年、岡山市に生まれる
1970年、広島大学大学院文学研究科博士課程単位習得
現在(発刊年月日現在を云う) 広島大学文学部教授・文学博士

共著者: 室山敏昭(むろやまとしあき)・西別府元日(にしべっぷもとか)・秋山伸隆(あきやまのぶたか)・中山富広(なかやまとみひろ)・頼祺一(らいきいち)・兒玉正昭(こだままさあき)・宇吹暁(うぶきさとる)

                                  〔以上、引用終わり…〕

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Comment

[386] >サトシさま・・

コメントありがとうございます。
お久しぶりです。
サトシさんち、お伺いします!

[384]

またまた,拝見させていただきました。
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