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続々・宮島のカフェバー「伊都岐」のこと Part=II (3/3)

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 今、21世紀、、、。 世の中は目まぐるしく変化している。 職種も多くなり、20世紀的産業分類項目(第一種=農業漁業的生産業 / 第二種=重工業を中心とする製造業 / 第三種=商業その他サービス業)からすると、今の世はサービス業の占める割合が驚異的に多くなり、多様になった。 カフェバーと称する職種を分類していけば、たぶん100%の確立で第3種業に属するか。 すなわち「サービス業」のカテゴリーに入るであろう。 学校教育も銀行等金融業も旅行業も報道世界も電話通信インターネットプロバイダー業などなど、全てサービス業である。 カフェバーなるもの、そんなサービス業の中でも「接客業」の類いである。 接客業とは直接顧客との係わり合いの中で生産性が決まる。 類似した飲食業は、接客もさることながら厨房で調理された「料理の味」も生産性の勝負どころとなるから、カフェバーの如き純粋接客業とはちょいと違うか、、、。

 前回記事の流れから、もう一度繰り返す。 カフェバーの生産性を問われる「勝負どころ」は、何であろう?
 A)カフェのコーヒーの味の良し悪しか? 
 B)カクテルの出来の良し悪しか?
 C)店内の雰囲気を醸し出すインテリアの良し悪しか?
 D)店構えや立地の良し悪しか?
以上の各項目は、その店の良し悪しを決める大切な要素である。

 しかし一番大切な「勝負どころ」は、人である。 人材の良し悪しは、カフェバーの良し悪しを決定する最重要課題である。

 さいわいにも宮島のカフェバー伊都岐には、オーナーマスターのS氏そのものの存在が切り札であり、S氏の個性は、店内の雰囲気醸成に係わり、氏の志向と嗜好は前面に打ち出されていること、以前の記事にも書いた。

 この度の二度目訪問にて、伊都岐のマスターの「なんるちあ」? ようやく外殻なるものが観えてきた。 先の記事で書いた通り、接客業カフェバーのオーナとして「第一関門」はすでに突破された由、自信に満ち溢れておられる。 まして、宮島の歴史と伝統を愛し、理解されようと努力され、ますます地元の方々との相互理解深まっている様子、我々のような第三者の視点から看て十二分に窺い知れる。

 ところで、
 「石の上にも3年」という、言葉がある。 「継続は力なり」という言葉もある。
 
 これからは、上述の言葉の履行不履行なるもの、大いに問題である。

 禅寺入門新入り坊主の如く、石の上ならぬ山深き禅寺に篭り黙して瞑想しつつ3年を過ごして良いものか。 すなわち、ただ単に「だらだらと長期間」に亘りカフェバーを開いて客待ちしていたら、それで良いのか?

 違う!

 日々工夫と修行を重ねて頂きたい。

 この種の職種(接客業)には、多分に向き不向きがある。 人によってはいくら頑張って修行しても、ものにならないこの職種には全く不向きの人がいる。 でも、修行すればどんな類いの人間でも、ほとんど90%の人は合格できる。 残り10%の人間は、天分として接客業向きな人種あり。 たぶん、伊都岐のマスターは、生まれながらにして天分を具えたわずか10%の才能ある人種に違いない。

 しかし、この接客業の中、生き残れるのは1%以下である。 おおよそ100店舗の内の1店舗しか生き残れない。 100人の経営者の内、1人以下の経営者しか生き残れない。

 残念ながら、我国近年の飲食業の歴史を見るに、たぶん1000店舗のうち、わずかに1店舗生き残れるかどうか? もっとも厳しい職種とは「飲食接客業である」こと、確かである。

 余談であるが、大切な余談を一席!
 すなわち、このような接客業に対する顧客側にも、大いに問題がある。 平均的日本人の「接客業」に要求する風潮はたまたクオリティーそのものに問題がある。 いわゆるヨーロッパ的に物申せば、顧客は自ずから接客業従事者に対する敬意を払うこと少なく、接客業従事者にはプロフェショナルとしての意識感覚少ないから、始末が悪い。 加えて我国の接客業従業員は伝統的に待遇悪く就労時間長く、よい人材はこの業界から離れていき、悪しき人材の吹き溜まり的職種になって久しい。 否、我国の伝統的文化から推測して、最初からその様な低俗な職種であるか。 このあたりの我国の文化指数は、欧米先進国と比較して、そうとう低いから不愉快であり、おもしろくない。
 ともあれ、我々顧客側としての責務あり。 その責務とは、より良いものホンモノを評価し且つ求める客でありたい。 そして接客業の経営者こそ、よりよいホンモノのサービスを提供する目的にて、日夜日々の努力と研究とセンスの洗練を怠らない「サービスマン精神」を忘れないで頂きたい、、、。

 そう、

 総括すれば、宮島のカフェバー「伊都岐」は、まだ十分に若い、若すぎる。 けっして一人前ではなく子供であり大人ではなく、未だに未完成である。 子供は勉学を怠ってはならず、青年は学問しなければならない。 学問と切磋琢磨は大人になっても怠ってはならず、一生続けなければ身体と頭脳はたちまち錆び付いてしまう。

 さて、誕生から現在までの伊都岐を養い育んだのは、顧客とマスターS氏の共演と競演そのものである。

 時に顧客が舞台に立ち、オーナーは裏方にてBGMや各種照明を操る。 時に顧客がまさしく顧客となって舞台に立つS氏の演技を観劇する。 Sマスターの自然体的演技に酔いしれ共感し、共に喜び共に叫び悲しみ涙して、それらの全てに拍手と喝采を送り続け、今日に在る。 これら全て、カフェバー伊都岐という劇場で繰り広げられた宮島風巷の三文オペラに共感し、今日に至るか、、、。

 今後、伊都岐がどうなるか?は、オーナーマスターS氏の継続的研究と努力に加え、フレッシュでフレンドリーな感性の練磨を怠って頂きたくない。 幸い、宮島には中世期から今尚活きつく町家なるものあり、民族史的伝統の基盤が活きている。 そういえば、今も尚、欧羅巴のいたるところに、19世紀初頭いやもっと以前から、代々に亘り飲食業を営み継続している店は多く、けっして珍しくない。 同じ場所同じ設え同じ料理をサービスしている伝統的なカフェやレストランのクオリティーを守り、間違ってもそれを陳腐なものと蔑む欧羅巴人は皆無である。 伊都岐もこれに習ってほしい。 合わせて我々応援団(顧客のこと)も、たえず新鮮な息吹を吹き込みつつ、宮島の伝統を文化として高めつつ継承する行為を支えたく、更なる厳しい心眼を以って伊都岐を育てつつ見守っていきたい、、、。

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 <・3回連載、完・・>


 (投稿:エセ男爵


前回掲載(2/3)記事は、こちらから入れます・・・

Comment

[150] >エカワさま・・

コメントありがとうございます。
拙ブログの記事、エカワさまのご参考にして頂くこと、誠に光栄です!
是非ご継読頂きますよう、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

[148] 参考になります

参考になります。
昔、ブログなんかが存在していなかった時代、このエントリーのような情報を、お金を出して、雑誌を買って仕入れていました。
貴ブログ、少しだけ拝見させて頂いただけで、これから時間をかけてゆっくりと拝見させて頂こうと思っています。

[135] >tonoさん・・

コメントありがとうございます。
カフェバーの定義、たいへん難しいけれど必要ですね。
投稿済み「執事の定義」と同じく、いちどきっちりと記事にして於くべき「テーマ」です。
少しだけこのテーマに触れておきます。
カフェバーなるもの、あくまでも時流的に使っている次第。
でもって、tonoさん仰せの通り、昼間は喫茶店的にてのんアルコール飲料を具し、ある程度夕闇迫る時間帯に、暫時アルコールを具す段取りを常とするようなお店をイメージしています。しかし、「カフェマガジン旅遊亭」のカフェとは、大正時代乃至昭和初期の我国カフェのイメージから更に遡り、19世紀的欧羅巴のカフェをイメージしてやまないのは不肖トーマス自身であります。 この場合、それなりの食事も提供し且つアルコール飲料はおろか、生演奏のバンドマン奏でる流麗絢爛な雰囲気も包括していると解釈していただきたいのであります。
尚、当該「伊都岐」さんに於かれましては、一切「カフェ」乃至「カフェバー」なる総称を冠しておられず、このあたりは一方的に不肖トーマスの思い入れのみ先行した「検証不行き届き的表現」であるか。等と、改めて反省しております。
さらに、「伊都岐」における『夜の部』は、未だ体験しておらず、ご質問に対する適確なるお答えは未だ不可能であります。
>食事以上の対価にて飲酒を嗜む云々・・・
まさにBarの特質はそこにあり、これぞ水商売の本質にて目指すべき「本来的姿」であると、まず同感です。
どうやら、Sマスターの手料理など、具される様子です。 しかし、未だ試食経験なし、、、。(近日中に泊りがけにて宮島訪問予定にて、その時にトライしたく思います・・) 
加えて、夜の音楽?そのカテゴリーとクオリティー!
これまた「要チェック」!
(但し、tonoさん的レベルに至る成熟度は、さほど期待していません、、、)
〆て、
まだまだ積み残された疑問点や質問、発見されるであろう問題点は、多々ありますです、、、。 

[133] 難しいですね

 カフェバーですか?
 私は、カフェバーなる物の定義(屁理屈屋にてすぐにこの言語を使う)が解りません。
 俗に言う「Bar」なれど、昼も「+喫茶」で営業と言うところですか?

 「Bar」としてみれば、夜の店内の雰囲気が見てみたいですね。
 私は「Bar」は結構好きですが、食事以上の対価にて酒を飲むので、食事以上の+αが欲しいところです。
 ♂+♀、♂+♂、♂+複数、♂複数+♀複数では、また求める物も違いますが。
 因みに、夜の音楽は如何なる雰囲気にあらん?

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